かわいい飼い猫ちゃん、お外にいる野良猫ちゃん、名前を呼んだり、ニャンニャンって話しかけると寄って来ますよね。
来なくてもニャーってお返事したり、しっぽをペタペタしたり、何かしら反応があると思います。人間の言葉がわかるのかな?
寄ってきてくれると、意思疎通できている気がして嬉しくなりますよね。
ただ、「なんで呼ぶと来るんだろう、、」と疑問に思ったことはありませんか?
人と猫で扱う言葉が違うのに、不思議だと思います。
結論から言うと、良いことがあると思っているから、猫は呼ぶと近くに来るんです。
どういうことなのか、詳しくみていきましょう!
目次
猫を呼ぶと来るのはなんで?
猫を呼んだら来るのはなぜか、それは、猫が「呼ばれた!良いことがある!」と認識しているためです。
皆さんも無意識にやっていると思いますが、猫にご飯をあげる時、おやつをあげる時、猫じゃらしで遊ぶ、撫でるなどのスキンシップをとる時、「〇〇(名前)ご飯だよ~。〇〇、おいで~。」などと声をかけていると思います。
これが猫にとって良いことへの条件付けになっているんですね。
なので、飼い主に呼ばれると、「遊んでくれるの?何かくれるの?」「なぁになぁに?」といった感じで寄ってくるのです。
ただ、このことは主に飼い猫や、よく人間からご飯をもらっている野良猫に限った話。
もっと言うと、人間のことを安全な対象として見ている猫だけでしょう。
野良猫、友達の家の猫、飼い始めの猫などは呼んでも来ないことが多いと思います。
本当に呼んだら来るのか検証してみた!
猫を呼んだら来るのはなぜか、そして本当に来るのか検証してみましたが、猫と人間の絆が関係しているのかなと思います。
うちの猫と、実家の猫で検証してみた結果は。。
・うちの猫
よく面倒を見ている人(私、夫)が呼ぶと来る。→遊んでくれる、エサをくれるから。
子どもが呼んでも来ない。→うちの猫は子供があまり好きではない。
・実家の猫
たまに遊びにいく人(私)が呼んでも来ない。→オレ(実家の猫)の遊び相手じゃないと思ってる?
子供が呼ぶと、というか、子供の声が聞こえるだけで来る。→遊び相手きたー!!
といった感じでした。
必ずしも呼べば来る、といった感じではなかったですね。
人と同じで、ある種の信頼関係が作られていないと呼んでも来ません。
それと、猫ちゃんの個性に依るところも大きいのかなと思いましたね。
呼んだら来るようにするには?
猫を呼んだら来るのはなぜかの要因がある程度わかったところで、次は、名前を呼んだら来てくれる猫ちゃんにしたい!!と思っている方に3つのポイントをご紹介します。
- 猫に自分の名前を覚えてもらおう
- 猫の近くで名前を呼ぼう
- 撫でつつ名前を言いながら褒めてあげよう
特に三つ目は大切です!
褒めるという行為プラス、おやつやご飯の合わせ技で効果はより高まります。
もう少しそれぞれのポイントを詳しくみていきますね。
猫に自分の名前を覚えてもらおう
猫を呼んだら来るようにするには、まず自分の名前を覚えてもらいましょう。
そもそも猫は自分の名前をわかっているのでしょうか?
答えはイエスです。
といっても名前を理解しているというより、呼ぶときの音と声のトーンで「今、自分のことを呼んでるんだな」と認識しています。
また猫には知識や経験などを学ぶ「社会化期」という時期があります。
生後2~12週間の時期です。この時期にしつけ、名前呼びをするのが効果的です。
うちの猫、もう子猫じゃないしなぁ…という猫でも大丈夫!
飼い主さんが気長に猫を呼んで褒める方法で、呼ぶと来る猫にすることができるでしょう。
猫の近くで名前を呼ぼう
猫を呼んだら来るようにするには、猫の近くで名前を呼ぶことも大切です。
猫の姿が見えるところで、名前を呼んでみてください。
外を見ていた猫が振り向いたら、あなたの声に反応している証拠です。
振り向かずにシッポを動かしている、耳だけぴくっと動いたというのも「聞こえてるよ」という合図です。かわいいですね!
この時できるだけ猫の目を見て、猫の目線の高さにあわせてあげてください。
そうすることで、「これはあなたの名前だよ、こっちおいで」というように認識させることができます。
ここで来てくれる猫もいれば、もちろん来ない猫もいます。
来ない猫には、必殺、猫じゃらし!これで近くに来させて遊ばせてあげるのもいいでしょう。
個体にもよりますが、猫は遊ぶのが大好きです。
撫でつつ名前を言いながら褒めてあげよう
猫を呼んだら来るようにするには、撫でつつ名前を言いながら褒めてあげることです。
名前を呼んで徐々に来るようになったら、猫の性格によってご褒美を与えてください。
触られるのが好きじゃない猫にはちゅ~るや特別なおやつを、スキンシップが好きな猫には頭を撫でてあげたり、おしりをポンポンしてあげたり、顔周りのマッサージもいいでしょう。
この時やさしく〇〇ちゃん(くん)かわいいねぇ、いい子だねとほめてあげましょう。
「あの音(飼い主が猫を呼ぶ声)が聞こえたらいいことがある」と認識するようになります。
名前を呼んで来たら、ご褒美をあげる。これを猫が覚えるまで気長に教えていきましょう。
ごはんをあげる時にも「〇〇ちゃん(くん)、ごはんだよ~。」と、猫が喜ぶことと名前を結びつけ、てお世話してみましょう。
忘れがちな注意点
猫を呼んだら来るようにするため様々な方法をみてきましたが、ここで2つ注意点があります。
一つ目は、猫が何か悪いことをして、叱る時にあまり名前を呼ばないようにするということ。
これは、猫にとって名前を呼ばれると、嫌なことをされると認識させてしまいます。
叱る時は、低い声で「ダメ!」という言葉だけを使うようにしましょう。
なるべく短い言葉で、猫の気をそらし、いたずらをやめさせることができます。
二つ目は、おやつのあげすぎに気を付けるということ。
おやつには美味しくさせるため味をはっきりさせ、やや濃い味付けになっていることが多く、おやつばかり欲しがって、主食のごはんを食べなくなってしまうことがあります。
肥満の原因にもなってしまいますので、飼い主がしっかりと管理する必要があります。
まとめ
猫を呼んだら来るのはなぜか、をチェックしてきました。
まとめると、、
- 猫にとって良いことがあるから寄ってくる。
- 名前を呼ぶと来る猫は、飼い主との信頼関係がしっかり築けている証。
- 猫には名前という概念がない。しかし、飼い主の目線、声のトーン、音を認識できる。
- 名前を呼ばれる→遊んでもらえる、ごはんやおやつがもらえる、たくさん撫でてもらえる。など猫にとって良いことに条件付けをする。
- 猫の個性、個体によって差があるので気長にやる。
ということです。
猫の名前を呼んで来るようになると、もし猫が外に出てしまってなかなか捕まらない時に飼い主のいつもの呼びかけで安心して寄ってきてくれることもあるので、ポイントをしっかりおさえてやってみてください!
ちなみにうちの猫の場合、性格はとてもクール。
猫の姿が見えているところで名前を呼んでもあまり来ません。
別の部屋にいる時のほうが来るような気がします。
そんなに呼んでどうしたの?みたいな顔をして寄ってきます。
ニャンニャン鳴きながら寄ってくる猫の動画を見るとかわいいなぁ、良いなぁと思いますが、うちの猫はマイペースで、めんどくさそうな顔で来るのもまたかわいいんです。
ぜひあなたの猫ちゃんも名前を呼んで、どんな反応をするかよく観察してみてください。
飼い主さんの優しい声はしっかり猫ちゃんに伝わっていますから。