発情・威嚇・病気

猫の鳴き声でなおーんというのは、何を表しているの!?

仕事や人間関係でストレスを感じると、心の拠り所や自分を癒してくれる存在が欲しくなったりするものですよね。

ペットの中でも猫は、癒しという観点ではとても大きな役割を果たしてくれます。

実際にコロナ禍において、猫を飼う人が増えたようです。

実際に飼ってみると、猫は色々な鳴き声をするのですが、その中でも大きな声で「なおーん」と何かをアピールするような鳴き声があります。

猫の鳴き声には様々な種類がありますが、それぞれにしっかり意味があり、猫たちは何かしらのサインを出しています。

今回は、猫の鳴き声「なおーん」の意味、そして鳴いた時にはどうすれば良いのかをしっかり深堀していきます。

猫の鳴き声にあった、適切な対応をしてあげると愛猫との仲はより深まっていくと思いますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいにゃ。

猫の鳴き声で「なおーん」の意味は?

猫の鳴き声「なおーん」にはいくつか意味がありますが、そのほとんどは、「発情期により異性を求める求愛のため」とされています。

つまり、「なおーん」は発情期のサインということですね。

メス猫の場合、おおよそ10ヶ月前後で、性成熟し発情期を迎えると言われています。

またメス猫はオス猫に自分の存在を認知してもらうために、かなり大きな声で長時間鳴き続けることがほとんどです。

この時期は、体をくねくねさせて床に擦り付けたり、自分の存在を示すためにお尻を高く持ち上げて尿をスプレーのように撒く行為なども見られるようになります。

「なおーん」というねっとりしたような大きな声で鳴いている時や、上記のような行動が見られるときは、まずこの発情期を疑ってみましょう。

「なおーん」の発情期以外の意味

猫の鳴き声「なおーん」は、発情期によるものがほとんどですが、以下のようなケースも考えられるので参考までに確認しておきましょう。

分離不安

猫の鳴き声「なおーん」の発情期以外に考えられる理由一つ目は、分離不安によるものです。

分離不安とは、飼い主が目の届かないところに行ってしまった時に強いストレスや孤独感・不安を感じて、嘔吐や体の震えに繋がってしまったり、エスカレートして破壊行動などをしてしまうことをいいます。

この時は一緒にいてあげる時間を作ったり、徐々に一人でも穏やかに過ごしてもらえるよう訓練をしてもらったりするのが効果的でしょう。

何か要求している

猫の鳴き声「なおーん」の発情期以外に考えられる理由二つ目は、何かを要求しているときです。

何かしてほしいことがあったり、ストレスを感じていてそれを必死にアピールする時なども、「なおーん」と鳴くことがあります。

遊んでほしい時などは、別の鳴き声(にゃー、ゴロゴロ、クルル)で鳴く時もありますが、「なおーん」と鳴く時は、とても強い要求があるはずなので、こちらも察知しやすいはずです。

また、ストレスがかかっている場合も同様に「なおーん」と鳴きます。

猫は大きな音が苦手ですし、慣れない環境で生活をするのもストレスを感じる繊細な生き物です。

普段しないような行動をしていたりする場合は、愛猫の環境を考え直してみましょう。

「なおーん」と鳴いているときの注意点

猫の鳴き声「なおーん」は発情期の際によく発せられることが多いわけですが、ここで一つ注意しておかなければいけないことは、猫が外へ脱走する可能性があるということです。

オスもメスも異性の猫を探して本能的に外の世界へ行きたくなっていますし、周りを野良猫がウロウロしてマーキングをしている場合、そのニオイで絶対外にいることを理解しています。

いつものようにふと窓を開けた瞬間などに一気に飛び出ていく可能性もあるので、細心の注意を払うようにしておきましょう。

猫がなおーんと泣いている時の対処法

猫の鳴き声「なおーん」が聞こえたら、どのように対応すべきかですが、主に二つあります。

  1. 去勢手術
  2. そっとしておく

順にみていきましょう!

去勢手術

猫の鳴き声「なおーん」が聞こえたら、去勢手術を施すことを考えましょう。

確実に発情期を来させなくして、いつも通り穏やかに過ごしてもらうためには、最も効果的な方法です。

愛猫の繁殖は嬉しい気持ちもある反面、諸々の負担が増えてしまいますし、野良猫などは感染症のリスクや病気の恐れも十分に考えられるので、繁殖を望まない場合は去勢手術をしてあげるのが良いです。

本能で異性を求めているのにそれに触れられないというのは、猫にとっても大きなストレスですからね。

ストレスは猫の体調を悪化させることに繋がってしまう場合もあります。

そっとしておく

猫の鳴き声「なおーん」が聞こえたら、そっとしておくのも一つの手です。

発情期は異常に人へ甘えてくることもありますが、ここで構って撫でてあげていると、それが理由でより発情してしまったりすることもあります。

構ってあげたい気持ちもわかりますが、じっと見守ってあげるというのもまた大切なのではないかと思います。

まとめ

猫の鳴き声「なおーん」の意味、そして鳴いた時にはどうすれば良いのかをみてきました。

発情期は生理的な反応なので必ず訪れるものです。

必要に応じて去勢手術なども検討して猫も飼い主もお互いが快適に過ごせるよう準備をしておきましょう!